おなで石

「信じて願えば何でも治る」といわれ、そのご利益で有名な、このおなで石秘法は、開山慈覚大師が唐に求法の時、五台山において、伝授請来され当山代々の住持の秘伝とするところです。 このご利益は、江戸時代から特に知られ、幕府の老中となって寛政の治をなした松平定信(白河楽翁公)はその著書、『花月草紙』の第5巻に「蛸薬師」の一項をもうけ、いぼがとれたことの不思議な話を、数百字にわたって驚異と感激をもって記しています。

「ある女、いぼというものゑりのあたりより出来て、一夜のうちにかずましてけり。いまひとりのは、ひたひにおほく出来て、さめという魚のかわなんどのごとく、星あるかぶとよりはしげくみえし。女のことなれば、いとなげきて、めぐろと云う所にたこ薬師と名づけし仏のあるを、人の教にまかせて、信じて、たこくはじと誓いて、夜ひとよ心をこらしてねぎごとしたり。夜あけて、手あらい顔などあらうに随いて、二つ三つづついぼの落ちにければ、いとうれしくて、猶心こらしければ、二日三日のうちにみなおちてけり。かのひたいに出来しものもみ習ひければ、これも十日ばかりに、あかもがさのかせたるように、霜のごとなりて、みなきえぬ。」

参考文献
花月草紙(岩波文庫)松平定信著 西尾実・松平定光校訂 岩波書店発行
  1995年10月5日第7刷

おなで石御守

おなで石御守り

おなで石のご利益

イボ、たこ、魚の目、アトピー、皮膚病、眼病、脱腸、ぢ疾、神経痛、内臓の病、ほか諸病
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御守りのご紹介

たこ御守 開運招福
○ お守り
1. 災難身代りお守り300円
2. 奉納絵馬(願い事を書いて奉納)500円
3. 開運招福絵馬500円
4. 開運多幸お守り(桃・白茶)500円
5. 病難除け巾着お守り(紫・白)500円
6. 矢の根大絵馬(災難除け・芸能上達)3,000円
祈祷護摩札
3,000円・5,000円・10,000円
ゴマ木
500円
本尊、秋葉権現(火防)お姿
各 1,000円
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